両方とも、同じレベル分けの基準で作られています。ただし、発売元と体裁が違います。
レベル別日本語多読ライブラリー「にほんご よむよむ文庫」は、私たち日本語多読研究会が主に執筆し、監修していますが、出版元はアスク出版です。1ケース毎に小冊子が5冊(レベル0は6冊)入っていて、CDが1枚ついています。税込み2415円。大型書店やネット上のアスクショップなどで購入できます。
JGR「多読文庫」は、日本語多読研究会が執筆、監修、作成をしていて、1冊300円~500円で頒布しています。ご購入については、当研究会にお問い合わせください。
語彙は、『日本語能力試験出題基準【改訂版】』(国際交流基金・財団法人日本国際教育協会編、凡人社、2002年)の級別語彙表を参考に、私たちの長年の教師経験からレベル別に選定しました。文法項目は、市販されている主な初級テキスト(http://www.nihongo-ask.jp/tadoku/level.html)の文法シラバスを参考にしたり、実際に日本語学習者に読んでもらったりして決めました。
多読授業は、一人一人のペースで、興味に応じて読み進めて、やがて一人で一般向けの本を読めるようになることを目標とします。そのペースや読むレベルなどは学習者によって違います。ですから、読んだ量やレベル、理解度などに点をつけるべきではありません。ただ、学校、特に大学などでは、どうしても評価をしなければならない場合があるでしょう。その場合は、例えば、出席点で評価するとか、あらかじめよけておいた1冊を学習者に読ませて質問を答えてもらって評価するなどの方法が考えられます。より具体的な例については、当研究会にお問い合わせいただくか、交流広場の掲示板で、多読授業実践者にご相談ください。
確かに、多読についてよく理解してルールを守って読めば、一人でも多読ができます。
ただ、授業の中で多読をすると、学習者は多読的な読み方ができているか、教師や学習支援者にチェックしてもらえます。一人で多読をしていると、正しい読み方を体得しないまま続けてしまい、途中で挫折することが多いのです。
また、授業だと、一定の時間をともにして読む仲間がいます。一人一人別々の本を読みながらも、クラスメートの読む姿は刺激になり、多読を持続させる力になります。特に、活字がもともと苦手な学習者は、一人では読もうとしないので、授業でやる意義は大きいと思います。
学習者が所属している教育機関や学習者の状況によって違いますが、最低でも週に1回、1~2時間本に集中させる時間をとるのが理想的です。さらに、本を貸し出して、家でも読むように促したいものです。しかし、最初からそういう体制がとれない場合が多いでしょうから、学習者の様子を見ながら少しずつ始めたらいいでしょう。
とてもやさしいと感じるレベルから読みましょう。母語に翻訳しないで、辞書を使わないで、どんどん読めるレベルからです。できれば、「よむよむ文庫」「多読文庫」のレベル0から始めてください。
一つ一つの言葉を辞書で調べて、その場で意味がわかっても、その言葉が身についたとは言えないのではないでしょうか。読みながら、たくさんその言葉に出会うことで意味が体得できると私たちは考えています。母語で本を読むとき、わからない言葉はあまり気にしないで読んでいますが、たくさん読んでいるうちに、いつの間にかいろいろな言葉がわかるようになっています。日本語で多読する場合も同じです。
言葉を覚えたら、本が読めるのではなくて、本をたくさん読むから言葉が身につく、これが多読の考え方です。
多読は、これまでの「勉強」方法とは違います。楽しくたくさん読むことが大切です。ルビがついていると、どんどん読めます。漢字が読めるかどうかいちいちチェックしないで、どんどん読んで内容に集中しましょう。そのうちに、だんだんルビを読まなくても漢字が読めるようになります。漢字がわかるようになってきたら、ルビは気にならなくなるはずです。そうなったら、ルビのない本を読んでみましょう。
私たちが作成しているレベル別読みものは、現在レベル4までです。今後の出版については、ときどきウェブサイトで確認してください。また、市販本もレベル別に紹介している(「市販本リスト」へリンク)ので、その中から選んで読んでみてください。
はい、できます。資格は特に必要ありません。日本語の読み書きができれば、日本語教師である必要もありません。学習者の事を第一に考えながらレベル別の語彙表や文型表を使って、文章を書いたり、リライトをしていきます。ただし、当研究会の目指す「多読」や「多読のしかた」を理解していただく必要がありますので、まず、当研究会が年に3回開催する「多読のためのリライト講座」にご参加ください。
今現在、作者の没後50年を過ぎた作品を扱っています。ですから、著作権に
は触れません。ゆくゆくは現代の作家の作品も手がけたいと思っていますが、
それが実現するかどうかは、著者の許諾次第ですから、かなりの難題です。
文体そのものが魅力であるような作品は扱わないようにしています。なるべく筋の展開で読ませるような作品を選び、できるだけ原作の味わいを損なわないよう注意しながら簡約しています。
レベル別読みものは、学習者が一般の日本語の本が読めるまでの橋渡しの役
目をするものですから、多読で力をつけて、いずれは原作を手にして充分に味
わってほしいと願っています。
当研究会にお問い合わせください。その上で、お書きになったものやアイデアをお送りください。メールでのやりとりで、意見交換をしながら、読みものを仕上げていきましょう。これまでも海外にお住まいの何人かの方に読みものを書いていただいたことがあります。
上記でも解消されなかった場合、下記よりお問い合わせください。
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