

日本語学習者は、この30年間で30倍に増加し、いま世界中に400万人以上いると言われています。
グローバル化が進む中、日本で働く外国人も増えています。親と一緒に日本に来た子どもたちや、海外で育った日本人の子どもたちの日本語の問題も深刻になってきました。
日本語は、漢字・ひらがな・カタカナを持つ表記の複雑なことばです。その大きな壁を乗り越えるのに、いま、多くの学習者が苦労しています。
そこで、私たち日本語多読研究会では、日本語学習者向けのレベル別読みものを作ることに取り組み始めました。読めるから面白い、面白いからどんどん読む=多読=を実現するなかで、日本語力をつけてもらおうと考えたのです。
英語学習においては、すでに膨大な量の学習者向け読みものがあり、それを多読することでペーパーバックが読めるようになった日本人がたくさん出てきています。
日本語を学ぶ人たちにも、多読の楽しさを知ってもらい、もっと楽に日本語を身につけてほしい、というのが私たちの願いです。そして、これが、ひいては、より豊かな多文化共生社会を実現することにつながると確信しています。